東日本電信電話株式会社(NTT東日本)および西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は5月24日、NTT東西間での「ひかり電話」が通話不能になる障害が5月23日に発生した件の最終報を発表した。発表によると、通信障害の原因はNTT東西間のひかり電話中継網における接続装置(中継系呼制御サーバ)のハードディスクを交換(5月21日深夜から5月22日未明に実施)した際のデータ設定により、ハードディスク内の一部データが破壊され、5月23日6時25分にこのデータにアクセスがあり、異常処理が発生し、通話制御処理が停止したものという。具体的には、ハードディスクの交換に際し、作業者がコマンドパラメータを誤って投入したが、フェールセーフ機能が不十分でコマンドが正常に受け付けられたため、正しく処理が完了したと判断したもの。またパラメータ誤りにより、ハードディスク内のデータの一部が破壊される問題がソフトウェア内に存在していたという。今回の障害により、合計約318万チャネルのひかり電話が影響を受けた。NTT東日本:「ひかり電話」のNTT東西間接続装置の故障について(最終報)http://www.ntt-east.co.jp/release/0705/070524a.htmlNTT西日本:「ひかり電話」のNTT東西間接続装置の故障について(最終報)http://www.ntt-west.co.jp/news/0705/070524a.html