IDC Japan株式会社は5月22日、国内セキュリティ市場の予測を発表した。発表によると、2006年の国内セキュリティ市場はセキュリティサービス分野も含め、高い成長を維持している。これは2004年以降、情報漏洩にまつわる事件が頻発したことで、企業における情報管理、コンプライアンスの重要性が認識され、セキュリティ導入の需要が継続して高いためとしている。セキュリティソフトウェア市場の2006年の市場規模は1,623億円、前年比成長率は19.0%と急成長を維持している。しかしセキュリティ関連の人員不足とコスト削減の影響を受け、ソフトウェアからアプライアンスへの移行が進むと見ており、2008年以降はひと桁の成長率になると予測している。セキュリティアプライアンス市場の2006年の市場規模は356億円と規模は小さいが、前年比成長率は26.4%と高く、特に、セキュアコンテンツ管理アプライアンス市場の成長が顕著であった。セキュリティサービス市場の2006年の市場規模は5,016億円、前年比成長率は市場全体と同じく20.2%となっている。http://www.idcjapan.co.jp/