4月23日付の『USA Today』が、重要な政府機関や企業の特定個人を標的に定めたサイバー攻撃が増加していると伝えている。これらの攻撃はMicrosoft社のOfficeのファイルを用いて行われているものだ。かつて、ウィルス送付にはexe形式のファイルが送付されていた。exe形式は実行可能形式とも言われ、e-mailなどに添付されたexeファイルをクリックすると、ウィルスファイルがインストールされてしまうというものだ。しかし、exeは危ないということが広く知られるようになってきて、ウィルス送付側はpdfファイルなどの他の形式のファイルを用い始めた。そして、最近ではWordやExcel、PowerPoint形式の添付ファイルとして送付されるケースが増えているという。攻撃されていることに気付かずに受信者がこれらの添付ファイルをクリックすると悪質なプログラムに感染して、そのPCは攻撃者に操られてしまう。そして、感染したPCを足がかりに、さらに組織のネットワークを攻撃していく。『USA Today』の記事は…【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】──(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec