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2017.12.19(火)

失敗しないセキュリティ商品選び〜 フォーバル クリエーティブ社 (1)今これが売れてます

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セキュリティ企業に聞く、失敗しないセキュリティ商品選び
〜 株式会社フォーバル クリエーティブ

第1回 今売れている商品〜セキュリティ対策製品のトレンドとニーズ

企業の業務とネットワークが切り離せないものとなり、さらにインターネットに接続されている現在、何のセキュリティ脅威にもさらされていない企業はもはやどこにもないだろう。このようにセキュリティ対策の重要性はいっそう高まっているが、脅威は広範化・複雑化しているため、セキュリティ対策商品も数多くの種類が存在している。

企業がセキュリティ商品を選定するにあたって、勝ちパターンはあるのだろうか? 逆にどんな選び方が失敗しやすいのだろう?

ScanNetSecurity編集部では、企業の情報システム部門やセキュリティ担当者が抱えるこの問題に答を出すべく、SIerやIT系商社のうち、特にセキュリティ分野で洞察と実績を持つ企業を訪問し、失敗しないセキュリティ商品選びをくわしく具体的に聞いた。

今回は、株式会社フォーバル クリエーティブの、ソリューション・マーケティング部 上席テクニカルスペシャリストの馬場 重通 氏(写真)と、営業部マネジャーの田中 大介 氏を訪ねた。(本稿は両氏に実施したインタビューを編集し構成した)

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Q:フォーバル クリエーティブってどんな会社?

フォーバル クリエーティブは、まだインターネットが草創期であった1991年6月に創立されました。当時のWindows 3.1にもネットワーク機能が標準装備されていなかった時代から、今後インターネットにはセキュリティが重要になってくると考え、セキュリティ専門会社としてスタートしました。特に、名前を知られていない海外のベンチャー企業を発掘し、その製品や考え方を国内に広めていくことを得意としています。


Q:創業時の主力商品は?

1994年から「FireWall-1」の国内販売を開始したチェック・ポイント社も、日本ではまだあまり名前を知られていない海外のベンチャー企業のひとつでした。同社の製品をほぼ独占するような形で国内販売を開始し、現在でも日本で「販売」「保守」「教育」の3つの契約を持っているのはフォーバル クリエーティブだけとなっています。その後、メールフィルタリングやWebフィルタリング、認証、内部からの情報漏えい対策と、常に先へ目を向け、今後必要となるであろう製品を扱ってきています。


Q:最近売れている商品と、売れている理由は?

現在、ウイルス対策はほとんどの企業に導入されています。しかし、定義ファイルの更新は完全とはいえません。かなりの頻度で更新されてはいるのですが、たとえば一日休んだ社員が出社した際に、定義ファイルの更新を行わないままメールチェックをしてしまうといったことがあります。これでは対策が十分に活用されているとはいえません。

そこで、ゲートウェイ型のセキュリティを追加するケースが増えています。ゲートウェイでウイルスなどの対策を行うことで、常に最新の定義ファイルを適用した状態で一次フィルタをかけることができます。ゲートウェイ型はウイルス対策だけでなく迷惑メールにも有効なため、社内のメールトラフィックを軽減したり、フィッシング詐欺を防止する効果も期待できるため注目されています。


Q:最近のお客の傾向は?

2000年頃までは大手企業や官公庁といった、いわゆるラージエンタープライズが顧客の中心でしたが、ここ数年はITとは縁が少なかった建設業や製造業といった業種にも裾野が広がり、SMBマーケットの比率も多くなっています。フォーバル クリエーティブでは数千社以上の導入実績を元に、それぞれのお客様に最適なソリューションを提供しています。

市場のニーズとしては、セキュリティ対策の中心がラージエンタープライズからSMBへと移行しつつあります。これは、大企業などのセキュリティ対策が進んできたことと、SMBでもセキュリティへの関心が高まってきたこと、そして新会社法や日本SOX法などに対応しなければならなくなったことなどが原因として挙げられるでしょう。

このような法規制への対応は、大企業では以前より厳しい社内規制を行っていたため比較的容易に対応できるのですが、SMBでは難しい状況にあります。社員全員にまで業務用のPCが行き渡っていなかったり、会社のPCがすでに古くなっているといった理由から、個人用PCの持ち込みを許しているのが現状です。しかも、セキュリティにおける規制も徹底するのが難しいというのが実情のようです。

もちろん、SMBのお客様のセキュリティへの意識も高まってきていて、お客様自身でも情報を集めて知識も豊富になっています。また、メーカーや製品も成熟しつつあり、製品単体の差が少なく、比較しづらい状況になってきています。お客様が重視するポイントは、少し前までの「Winny対策」からさらに進んで、エンドポイントセキュリティが注目を浴びています。

エンドポイントとは、文字通りシステムの末端に位置する部分で、かつては会社の室内に固定されていたデスクトップPCを指しましたが、現在はノートPCがその位置にあり、その持ち込み、持ち出しに関わるセキュリティ対策が重視されているのです。具体的には社内に持ち込まれるノートPCの認証、検疫といった、特に情報漏えいにフォーカスした機能が重視されています。


Q:最近特に伸びている商品は何?

最近では弊社の扱う「FortiGate」が海外製品としては早くから、日本で固有の「Winny」を止めた製品ということで注目を集めました。セキュリティ対策製品の多くは海外から持ち込まれるものなので、日本独自の問題であったWinnyに正式対応した製品はそれまでなかったのです。しかし、フォーバル クリエーティブが紹介する「FortiNet」は日本市場に注目しており、「Winny対策」と正式に明記する製品を提供することができました。「FortiNet」の「FortiGate」は前年比300%から400%の伸びを示しています。
《ScanNetSecurity》

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