世の中には売上が少なくて悩んでいるオンラインショップの店長も多いだろうが、売上が多くなってくると新しい悩みが生まれてくる。なかでも、クレジットカード詐欺などは、規模の大きい店舗の管理者にとって頭の痛いトラブルの代表格と言えるだろう。クレジットカード決済ができるオンライン店舗のほとんどがカード詐欺被害に日常的に遭っており、3DSecureすら採用していない店舗なんて、それはそれはひどいものだ。俺の知っていたショップだが、月商約8,000万円で、一時なんとその4分の3が詐欺による決済だった(3DSecure導入後被害は激減)。これではなんのために店舗経営をしているのかさっぱりわからない。まるで「電子決済犯罪の大衆化」に貢献するための事業ではないか。不正が起こりうることを前提に考え、適切なセキュリティ対策を講じていなおと、事業が儲からないどころか社会に悪影響すら与えかねない。ユーザー側がカード詐欺に気づきにくい理由はふたつある。ひとつは、実際に購入した店舗名と明細に表示される名称が異なっていることがあること、もうひとつは、決済が行われてから請求までのタイムラグが2ヶ月程度あることだ…【執筆:Port8181】<執筆者略歴>某電子決済関連会社の技術部長を勤める。業界内外に広い人脈と情報網を持つ。──この記事には続きがあります。全文はScan Security Management本誌をご覧ください。◎有料版Scan申込> http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m02_ssm