インターナショナルデーターコーポレイションジャパン株式会社(IDCジャパン)は、「国内セキュリティ市場動向と2006年〜2010年の予測」を発表した。本調査レポートは、2005年における国内の情報セキュリティ市場を分析し、2006年から2010年までの予測を行ったもの。セキュリティソフトウェア、セキュリティアプライアンス市場、セキュリティサービス市場はそれぞれ、他の分野のIT製品やサービス市場と比較すると2004年、2005年と高い成長率で市場を拡大しており、2006年以降も若干成長率は低下するものの、拡大を続けていくと予測している。IDCジャパン セキュリティ リサーチマネージャーの塚本卓郎氏は、「企業の情報セキュリティ対策の導入は、情報セキュリティ被害の拡大防止、情報漏洩対策、コンプライアンス強化政策として、2004年から急速に進んでいる。2006年以降も情報セキュリティ対策の強化は継続するが大企業の情報セキュリティ投資は減少傾向であるため、若干市場の成長率は低下する。代わりに期待されるのが中小企業のセキュリティ対策需要である」と述べている。http://www.idcjapan.co.jp/Report/Security/j6200103.html