株式会社ラックは、3月2日付けで経済産業省より発表された「安心・安全な情報経済社会の実現のための行動計画」を受け、現状を説明する「JSOC SQLインジェクション緊急レポート」の無償ダウンロード提供を開始した。同行動計画書には、「SQLインジェクション等により個人情報の漏洩が多発している最近の状況にかんがみ、政府は、個人情報取扱事業者に対して、自らの保有する情報システムの点検を行い、必要な対策を施すよう要請する」と記載されており、要請後に同種の個人情報漏洩が発生した場合には、「個人情報保護法に基づき」「厳格な対応を行うこととする」となっている。今回のレポートは、この状況を踏まえて、SQLインジェクションの危険性を広く一般に告知し、被害の未然防止に貢献するためのもの。レポートでは、JSOC(同社運営の情報セキュリティオペレーションセンター)において観測されたケースから、SQLインジェクションの攻撃の詳細、事例を紹介し、あわせて対策を掲示している。また同社は、「SQLインジェクション対応 緊急点検サービス」の提供も開始している。http://www.lac.co.jp/news/pdf/20060303.pdf