内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は、第4回情報セキュリティ政策会議を開催し、日本のセキュリティ問題全般についての中長期計画である「第1次セキュリティ基本計画」と「重要インフラにおける情報セキュリティに係る「安全基準等」策定にあたっての指針」の2議題を正式決定した。前者は、情報セキュリティ問題全般についての3年計画(2006年度〜2008年度)を策定したもので、国が情報セキュリティ問題に取り組む上での基本理念や今後3年間に取り組む重点政策の方向性等が提示されている。また後者は、重要インフラ分野ごとの対策の規範となる「安全基準等」を策定するにあたり、規定が望まれる事項(対策を行うべき事項)を横断的に提示するもの。これについては、従来から対策の中心に置いていたサイバー攻撃等によるIT障害に加え、昨今問題化しているシステムの仕様やプログラムの欠陥等によるIT障害も対象に含めるようになっている。http://www.bits.go.jp/conference/seisaku/index.html#seisaku04