本格的コンフィグレーション監査システムが日本上陸 第2回 | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

本格的コンフィグレーション監査システムが日本上陸 第2回

●京セラコミュニケーションシステムが国内での独占販売代理店に

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●京セラコミュニケーションシステムが国内での独占販売代理店に

京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCSと略)は、コンフィグレーション設定監査システム「Ecora Enterprise Auditor」、パッチ管理システム「Ecora Patch Manager」等を提供する米国のベンチャー企業EcoraSoftware(以下、Ecora社と略)との間で、日本における独占販売代理店契約を締結した。

前回は、Ecora社CEOアレックス・バックマン氏に製品の特長と米国での市場動向を語っていただいたが、今回は、日本における市場性と展開について両社からのインタビューをまとめる。KCCS側は取締役の黒瀬善仁氏から話をうかがった。

●KCCSがEcora社と独占販売代理店契約を締結したいきさつ

>>独占販売代理店契約に至るまで

[KCCS]2003年のMSブラスター騒動は記憶に新しいが、常にコンピュータウイルス・ワームに晒される環境において、パッチマネジメントの市場性に注目した。2004年4月、Ecora社を訪問し、同年、夏以降、交渉を本格化させた。2005年2月、最終的な合意に至り、日本での発売に向け準備を重ねてきた。まずは、Ecora社の主力製品である「Ecora Enterprise Auditor」、「Ecora Patch Manager」の2つを販売していく。

>>Ecora社に白羽の矢を立てた理由

[KCCS]Ecora社はパッチマネジメントツールのみならず、設定自体の正当性を検証できるコンフィグレーション設定監査システムなど、幅広い製品を提供している。何社かを見てきたが、このようなラインナップを持った企業はEcora社以外になかった、というのが最初の理由。

もちろんそれだけではなく、Ecora社の製品が非常に優れたものであるというのが、2番目の理由である。特に、レポーティング機能、クロスプラットフォーム対応という部分と、エージェント/エージェントレスを混在でき、大規模な環境に対応できる柔軟性に注目した。

第3に、Ecora社の方針。顧客への対応などクオリティ・アシュアランス(QA)をしっかり築いている点が高く評価できる。これは提携先において非常に重要な要素である。


【執筆:株式会社アイドゥ 井上きよみ http://www.eyedo.jp 】


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(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
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