そのロシア産の世界的なアンチウイルスソフト「Dr.Web for UNIX」が、いよいよ日本国内でも本格的に販売開始された。インターネット接続サービスなどを手がける株式会社ネットフォレスト(本社:横浜市)がDr.Web社と 「Dr.Web for Unix」の日本国内における独占販売契約を締結。本格的販売に乗り出したのだ。
このアンチウイルスソフト「Dr.Web for Unix」の特長は、たったひとつのウイルス検体から予測可能な全ての亜種に対応可能なパターンを自ら生成できることである。そのため、少ないパターンファイルで数多くのウイルスに対処することが可能だ。「世界的に著名な多くのアンチウイルスソフトはパターンファイルが10万にものぼり『数の多さ』で信頼性を競っている。その点ではDr.Webのパターンファイルは7万程度だが、少ない数でも予測し計算することで対処できる。パターンファイルの数が少ないため、それだけメモリーも必要とせず、コンピュータシステムにかかる負荷も少ない。利用者にとっては使いやすい」(Boris氏)という。もちろん、日々出現する新たなウイルスに対応するため、Dr.Web for Unixのパターンファイルも日々更新され、1日に何度もパターンファイルが更新される場合もあるが、その場合でもファイルサイズが、おおよそ10Kバイト程度とコンパクトなため、ナローバンド環境でも短時間で定義ファイルの更新が可能なことも魅力だ。