SSS Filer の利用には何ら悩むことなく慣れる事ができるだろう。見た目はExplorer の外側に属性情報を表示するための「ガワ」がついたような、少々大き目のファイラーといった容貌だが、操作方法は Explorer と大差ない。感覚としては、FTP クライアントと Windows ファイル共有のちょうど間の操作感だ。まず、画面左側にあるサーバのアイコンをクリックしてログイン操作を行う。パスワードを聞かれるので、アカウントを申請したときに設定した自分のパスワードを入力しよう。三回ミスをすると最初からやりなおしになるので、間違いのないように入力する。
うまくログインできれば、サーバからディレクトリ構造をダウンロードしてくるまで少し待つことになる。ダイヤルアップではかなりの時間を待たなければならなかったが、ADSL 程度の速度があればそれほどストレスにはならないだろう。ターゲットとしている環境が、オフィスでの利用を前提にしていることから考えて、一般的な LAN 環境を構築してみたところ処理速度には不満は無く、充分実用に耐える速度で応答してくれた。無線 LAN のフリースポットなどを利用できれば、社外からもストレスなく利用できるだろう。