米McAfee社は、2004年の感染ウイルスのトップ10と今後の傾向を発表した。報告によると、2004年は危険度中以上のウイルスが2003年と比較して激増し、年末までに17,000種の新種のマルウェア(ウイルス、トロイの木馬、スパイウェアなど悪性コードの総称)が同社データベースに加わったと発表した。これを反映してトップ10にはスパイウェアや電子メールウイルスなどが並んでいる。また、2004年に発見された脆弱性は2,800を超え、2003年と比較して25%減少はしたものの、脆弱なシステムを利用した攻撃は380以上となり2003年より約50%増加しているとのこと。同社は、2005年も電子メールやWebを介したスパイウェア、不審なコンテンツが引き続き増加し、またそのプログラムも一層複雑化すると予想している。また、2004年に一般化したフィッシング詐欺も引き続き増加すると見ており、個人情報の盗難に警告を発している。http://www.mcafeesecurity.com/japan/about/prelease/pr_05a.asp?pr=05/01/06-1