2005年4月から個人情報保護法が完全施行される。いよいよ残すところ5カ月となり、今、多くの企業が「自社の情報セキュリティ対策をどうすべきか」に頭を悩ませているだろう。そのような状況の中、日本ネットワークセキュリティ協会(JSNA)が「Network Security Forum
特集
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2005年4月から個人情報保護法が完全施行される。いよいよ残すところ5カ月となり、今、多くの企業が「自社の情報セキュリティ対策をどうすべきか」に頭を悩ませているだろう。そのような状況の中、日本ネットワークセキュリティ協会(JSNA)が「Network Security Forum 2004」を開催した。個人情報保護法対策の基本的な考え方から「今、取り組むべき緊急課題」まで、講演内容を抜粋して紹介しよう。
●そっと「毒リンゴ」を手渡すような脅威 転換期を迎えたセキュリティ対策
2日間にわたって開催された「Network Security Forum 2004」。その最後を締めくくったのがパネルディスカッション「増大するネットワークの脅威の傾向と対策」だった。このパネルディスカッションのモデレータは、ラックのJSOC事業本部・取締役本部長の西本逸郎氏。参加者は、日本ネットワークセキュリティ協会の研究員である園田道夫氏をはじめ、シマンテックの野々下幸治氏、マカフィーの能地将博氏、新日鉄ソリューションズの松島正明氏と、ウイルス対策や不正アクセス対策などネットワークセキュリティに関する「プロフェッショナル」ばかり。同フォーラムのラストを飾るのにふさわしく、第一線で活躍するプロによる熱のこもったディスカッションとなった。