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2018.04.22(日)

利用者から見た電子自治体、電子政府(14)〜図書館のネットワーク環境

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●誰もが意識せず使っている図書館 身近でしかもセキュアな環境
 実感からの印象ではあるが、インターネット上で利用する公共機関のデータベースはおそらく図書館が一番多いだろう。しかし、電子自治体、電子政府の議論をするときに、図書館の話題はあまり取り上げられない。
 そこで、ここでは、図書館についてもう少し掘り下げてみる。セキュリティモデル的にも図書館のデータは公開データなので、それほどセキュリティを気にしなくてよく、インターネット上の情報提供のコストも安いものなのである。さらに、多くの住民が喜んで使っているだけでなく、図書館という物理的な場所があることにより、より管理された端末を図書館内に配置することが可能である。具体的にいえば、オンラインデータベースの端末を図書館内において、検索のサービスを提供することができる。
 日経テレコンをはじめとするオンラインデータベースは個人で利用するには、高価でかなり抵抗がある。しかし、情報が重要になっているこの世の中ではこのようなデータベースにアクセスすることが必要になっているはずである。アメリカでは、多くの図書館で有料データベースを利用できるサービスが提供されており、日本とはかなり異なる(アメリカの図書館事情についての参考:「未来を作る図書館〜ニューヨークからの報告〜」菅谷明子著、岩波新書)。
 セキュリティの確保された状態で端末を使える管理端末の発想は重要である。人が見張っている管理下でなおかつシステム的にも管理された状態の端末からのサービスは、サービスベンダには魅力的である。セキュリティのコストを緩和することが可能で、費用対効果がよいのである。さらに、課金も管理端末ならばずっと容易だ。
 携帯のiモードの成功は、管理された端末からの課金だったという点である。何処の誰がどんな状態でアクセスするのか不明な状況とでは、セキュリティのレベルが全然異なり課金も難しい。
 これは逆に公共インターネットアクセスポイントとしても、意味を持つ。例えば、子供がインターネットにアクセスする場合にウイルスからの防御もしっかりしており、なおかつ、子供に不適切な画面を見せないようにするパソコンを自宅で子供専用に用意できるだろうか? しかも子供が何をしているかを誰かが見守っていることはできるのだろうか?
●生活している住民にとっての図書館 子供の教育とインターネット
 買い物に行くために、子供を図書館に主婦があずけるのはしばしば行われている。多くの人がそういった使い方をしているわけではないが、まわりの主婦に聞いてみればそういった図書館の使い方をしている人を発見することは容易である。図書館がもっと子供の興味を引く存在になったら、利用する主婦も増えるだろう。 最近、インターネットに接続されたパソコンが徐々に図書館に浸透し始めている。子供にインターネットを使わせている親ならわかるだろうが、子供はインターネット接続できるパソコンには非常に興味を持ち(もちろんそうでない子供もいるが)熱心に使う。図書館にも、そういったインターネット接続がなされたパソコンが導入されたらどうだろう。多くの子供にとって魅力のある環境になるのではないだろうか?
【執筆:武井明】
(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
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