セコムトラストネット株式会社は、最近頻発している内部犯行による情報漏えいに対応し、同社のデータセンター「セキュアデータセンター」で情報漏えい防止に対応した新サービスの提供を開始すると発表した。 セコムトラストネットが考える情報漏えい対策は、「物理的セキュリティ」、「データアクセス制御」、「ネットワークセキュリティ」の3つがキーポイント。自社内で情報漏えい対策を実施するには、入退室管理、外部からの不正アタック対策、社内システムのアクセスコントロール等、多岐にわたるセキュリティ対策が必要であり、さらにそれを24時間365日運用する優秀な技術者の確保等が上げられるが、一般企業にとっては、人材確保と厳格な運用管理の実施は難しいのが現状。このような状況を受け、最近は内部犯行に対する情報漏えい対策のニーズが高まってきていることか、世界最高水準のフィジカル&サイバーセキュリティ対策を実施している同社のセキュアデータセンターにおいて、上記の3つのポイントの内、物理的セキュリティ対策で最も効果のある操作者に対する抑止・けん制による対策サービスと不正持出対策の強化と合わせたサービスを提供する。 今回提供開始するサービスは、顧客のラックの開閉を都度同社担当者が記録をとり、月次で顧客の運用責任者に開閉履歴として報告する「鍵開閉履歴報告サービス」、顧客の運用担当者、保守ベンダ等の作業時にセコムで特別に訓練された警備員による立会いを行い、不正行為をけん制・抑止する「作業立会いサービス」。また、上記のサービスのメニュー以外に入退館時の所持品チェックの強化策として、電子媒体、パソコン等のシステム作業に必要な機器についても、持込持出物事前申請と持込持出物に差がある場合はそれを禁止すると言ったセキュリティ対策も含まれている。リリースhttp://www.secomtrust.net/news/2004/bb_sdchoudou20040513.htmlセキュアデータセンターhttp://www.secomtrust.net/news/2004/bb_sdc20040513.html