総務省は8月15日、国内でもすでに一部の政府機関および地方公共団体の情報システムなどで感染が広がっているBlasterワームについて、関係諸機関に注意喚起を行った。「Blaster(別名Lovsan、MS Blast)」は、Microsoft Windows RPCの脆弱性を狙ったワームで、この脆弱
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総務省は8月15日、国内でもすでに一部の政府機関および地方公共団体の情報システムなどで感染が広がっているBlasterワームについて、関係諸機関に注意喚起を行った。「Blaster(別名Lovsan、MS Blast)」は、Microsoft Windows RPCの脆弱性を狙ったワームで、この脆弱性を攻撃するパケットをTCPポート 135に送信し、感染を広げようとする。また、Blasterは8月16日以降、Microsoft社のサイト(windowsupdate.com)にDoS攻撃を行うという特長を持っているため、DoS攻撃によってパケットが増大し、Microsoft社Webサイトへのアクセスが困難になる可能性がある。総務省では、ネットワーク経由で侵入する同ワームに対し、企業内LANなどの内部ネットワークについても、修正プログラムの適用、ウイルス対策ソフトのパターン更新、不必要なポートの遮断などの対策を講じるよう注意を促している。