世界的に猛威を振るい続けるCode Red IIウイルスに関し、米連邦捜査局(FBI)は十代の未熟なハッカーではなく、高度な技術を持った国際的ハッカー集団の仕業ではないかとするを見解を述べた。FBIは「7月中旬に発生して以来、40万から80万のサーバに打撃を与えたCode R
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世界的に猛威を振るい続けるCode Red IIウイルスに関し、米連邦捜査局(FBI)は十代の未熟なハッカーではなく、高度な技術を持った国際的ハッカー集団の仕業ではないかとするを見解を述べた。FBIは「7月中旬に発生して以来、40万から80万のサーバに打撃を与えたCode Red の背後に、所謂“スクリプト・キディ”がいるとは考え難い」と説明した。スクリプト・キディとは、ツールを駆使して不正アクセスを試みる人々を指す。彼らが独自で新しいセキュリティ・ホールを発見して侵入経路を探索したり,新種の攻撃ツールを作成するのではなく、“優秀”なハッカーが確立した攻撃手法を真似る人々のことを言う。
未熟な十代のハッカーが犯人の場合は通常、ハッカー掲示板にその犯行を自慢するメッセージを書き込む。しかしCode Red に関しては、そのような行為は確認されていない。セキュリティ専門家はCode Red ウイルス攻撃について、一流のハッカーのみが考案し得る高度な“攻撃ツール”が使われた可能性が高いと推測する。例えば、同ウイルスがサーバを攻撃した後、ウイルスは何の証拠も残していない。一般的なコンピュータ・ウイルスは、自身の完全なコピーをハードディスクに残す。しかし、Code Redウイルスはコンピュータのメモリーに自身の形跡を残すのみだ。それが解析を困難にする要因となっている。