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2018.06.23(土)

Code Red の背後には、高度な技術を持つハッカー集団?(米連邦捜査局)

国際 海外情報

 世界的に猛威を振るい続けるCode Red IIウイルスに関し、米連邦捜査局(FBI)は十代の未熟なハッカーではなく、高度な技術を持った国際的ハッカー集団の仕業ではないかとするを見解を述べた。FBIは「7月中旬に発生して以来、40万から80万のサーバに打撃を与えたCode Red の背後に、所謂“スクリプト・キディ”がいるとは考え難い」と説明した。スクリプト・キディとは、ツールを駆使して不正アクセスを試みる人々を指す。彼らが独自で新しいセキュリティ・ホールを発見して侵入経路を探索したり,新種の攻撃ツールを作成するのではなく、“優秀”なハッカーが確立した攻撃手法を真似る人々のことを言う。

 未熟な十代のハッカーが犯人の場合は通常、ハッカー掲示板にその犯行を自慢するメッセージを書き込む。しかしCode Red に関しては、そのような行為は確認されていない。セキュリティ専門家はCode Red ウイルス攻撃について、一流のハッカーのみが考案し得る高度な“攻撃ツール”が使われた可能性が高いと推測する。例えば、同ウイルスがサーバを攻撃した後、ウイルスは何の証拠も残していない。一般的なコンピュータ・ウイルスは、自身の完全なコピーをハードディスクに残す。しかし、Code Redウイルスはコンピュータのメモリーに自身の形跡を残すのみだ。それが解析を困難にする要因となっている。

 コンピュータセキュリティの専門家によると、FBIは現在、国際刑事警察機構インターポールと協力体制を敷き、同ウイルスに犯罪組織やテロ組織が関与しているか否か捜査しているという。しかし、FBIは同捜査に関するコメントを拒否している。コンピュータ・セキュリティ会社Computer Economics社によると、Code Redウイルスはこれまでに約20億ドルの被害をもたらした。尚、過去最高の被害額は、Love Bugの87億ドルと推計される。

《ScanNetSecurity》

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