同弁護人は7月30日に開かれた審理で検察側に、Scarfo のキーボードに仕掛けた電子機器についてその詳細を開示するよう求めたが、Robert J. Cleary 検察官は「当局の高度な捜査押収技術は、公にすべきではない」として要求を斥けた。FBI側の言い分は、キー打ちを監視しただけで、電話回線を利用した伝送は行っていないのでPGP暗号化ファイルは証拠として有効である、というものだ。それに対し弁護側は「入手した情報が電子メールを使ってFBIに返送された場合、それは傍受となり事前に裁判所の許可が必要となる」と反論した。