【無料ツールで作るセキュアな環境(20)】〜ACIDのインストール〜(執筆:office、みっきー) | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

【無料ツールで作るセキュアな環境(20)】〜ACIDのインストール〜(執筆:office、みっきー)

 前回までで ACID を動作させるための環境を整備してきた。今回はいよいよACID本体の構築作業に取りかかる。

特集 特集
 前回までで ACID を動作させるための環境を整備してきた。今回はいよいよACID本体の構築作業に取りかかる。

 まず以下の例に従って ACID と ADODB のそれぞれを解凍し、apache のドキュメントディレクトリ内の適当な場所に移す。本記事では、ドキュメントディレクトリを /home/httpd/html として、このディレクトリ内で ACID を構築する。

[work]$ tar -xvzf adodb111.tgz
[work]$ tar -xvzf acid-0.9.6b4.tar.gz
[work]$ su
Password:
[work]# mv ./adodb /home/httpd/html/
[work]# mv ./acid /home/httpd/html/

 続けて、vi などのテキストエディタを使用して acid ディレクトリ内の acid_conf.php を開き、以下に従って ADODBライブラリに対するパスや、SQLデータベース関係のパラメータを、各自の環境にあわせて修正する。

・ADODBライブラリのパス
上記の例と同じように /home/httpd/html/adodbディレクトリに ADODBライブラリが存在するのであれば、以下の様に設定する。

$DBlib_path = "/home/httpd/html/adodb";

・データベースのタイプ
デフォルトでは MySQL が設定されている。MySQLを使用しているのであれば、手を加えなくてよい。

$DBtype = "mysql";

・スキーマ名
Snort のアラートを出力する SQLのスキーマ名を指定する。
前号までで解説した手順どおりに、Snortのアラートを出力するスキーマ名に "snort" を使用しているのであれば、以下のとおりに設定する。

$alert_dbname = "snort";

・SQLサーバの動作しているホスト
上のスキーマが存在する SQLサーバが動作しているホストを指定する。ACID をインストールしようとしているローカルホスト上に SQLサーバが存在するのであれば、以下のように "localhost" を指定すればよい。

$alert_host = "localhost";

・SQLサーバのリスンポート
SQLサーバがリスンしているポートを指定する。SQLサーバがローカルホスト上に存在するのであれば何も指定しなくてよい。

$alert_port = "";

・SQLにアクセスするユーザ名
Snort のアラートを出力するスキーマに対するアクセス権を持ったユーザを指定する。これまでの解説と同じ "snort" をユーザとして使用したのであれ
ば、この値も "snort" でよい。

$alert_user = "snort";


office
office@ukky.net
http://www.office.ac/

みっきー
micky@office.ac
http://www.hawkeye.ac/micky/

詳しくはScan本誌をご覧下さい。
http://www.vagabond.co.jp/c2/scan/

《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×