マイクロソフト社のITインフラ・ホスティング担当副社長Jim Ewel氏はロンドンで開催された記者会見で、Windowsの次期バージョンWhistlerに新しいセキュリティ機能を加えると発表した。それは、ウイルスやその他のスクリプト言語ウイルスを阻止する機能、またデジタル署名のない全てのアプリケーションをWindowsで稼動させない機能などである。それらの機能は、インターネット上にLOVE BUGのようなウイルスの蔓延を防ぐために初めて設置される。Ewel氏は「マシン上で実行される全てのコードに適用される」と付け加えた。 しかし一部のアナリストは「全ての開発者にデジタル証明書の取得が求められるため、この新機能はWindowsで稼動するソフト開発をより一層困難にする恐れがある」と懸念している。また、誰が証明書を取得するか否かに関しマイクロソフト社自身は何の権限を持たないが、デベロッパーに対し同社の影響力が強まることを危惧する声も上がっている。証明書は、ウェブ上のセキュリティと安全性において高い信頼を持つVeriSign社のような企業から発行される。一部では証明書取得に至る複雑なプロセスは市場に深刻な打撃を与えかねないと懸念する声も上がっているが、大方は今回のセキュリティ強化に向けた新機能を歓迎している模様だ。