米司法省はハッカーを逮捕するため、雑誌Forbesの記者Adam Penenberg氏に連邦大陪審の前で証言することを命じた。 1998年に同氏は、雑誌Forbesにハッカーに関する特集記事を執筆した。その内容は、New York Timesのウェブサイトに侵入し9時間あまりサイトをダウンさせたと言われるハッカー“Slut Puppy”と“Master Pimp”に焦点を当てたものだった。 Forbesの弁護士Tennyson Schad氏によると、大陪審はPenenberg氏に彼の書いた記事が事実か否かのみを質問し、そして取材源の秘匿性を侵害するようなことは要求しないという条件の下、Forbesは検察側と合意に達した。しかし、Penenberg氏は現在も証言を拒否しており、さらにForbesが同氏を全面的にサポートしなかったことを理由にForbesを辞職する意向を明らかにした。 同氏は報道機関のインタビューに応え「この騒動は、私のジャーナリストとしてのキャリアを台無しするだろう。私はハッカーの内幕を執筆し、多くの記事をスクープしてきた。しかし、仮に私が司法省の手先になってハッカー捜査に加担していると見られたら、もうハッカー記事は書けないだろう。Forbesに裏切られた思いだ」と胸中を述べた。 あるジャーナリストは「もし政府の圧力が自社のジャーナリストにかけられたのなら、出版社は報道の自由に基づいた確固たる理念でそのジャーリストを助けるべきだろう。そうしなかったForbesは残念ながら、自身の顔に泥を塗ったことになる」と述べた。