保育上の不適切な対応も確認 ~ 鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園で個人情報を誤送付 | ScanNetSecurity
2026.09.30(水)

保育上の不適切な対応も確認 ~ 鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園で個人情報を誤送付

 神奈川県鎌倉市は9月10日、鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園での個人情報の誤送付について発表した。あわせて保育上の不適切な対応も確認されている。

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 神奈川県鎌倉市は9月10日、鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園での個人情報の誤送付について発表した。あわせて保育上の不適切な対応も確認されている。

 鎌倉市児童発達支援センターあおぞら園では6月に個人情報の誤送付事案が発生し、2025年3月にも同様の事案が判明したため、同市では6月23日付で指定管理者の社会福祉法人県央福祉会に対し、令和3(2021)年度以降の指定管理期間における管理業務の総点検と総合的な再発防止策の報告を指示している。

 指定管理者から7月31日付で提出された総点検結果によると、5年間の指定管理期間を通じて、13件の個人情報管理上の問題があったことを確認している。

 また、2025年4月に保護者から「児童が先生に叩かれている」という申出があり、指定管理者が検証委員会を設置して調査を実施した結果、2025年12月に保育上の不適切な対応が認定されている。発達支援室が2026年2月に障害者虐待防止センターへ通報し、障害福祉課が調査を実施した結果、虐待の事実は認められなかったものの、職員間の不適切な対応等を確認している。

 指定管理者からは下記の問題の背景要因を踏まえた施設運営に係る総合的な再発防止策を報告している。

・法人本部における要因
個々の職員の資質や能力に応じた組織的な人材育成の不足
組織における個人情報保護意識の欠如、報告体制等の機能不全

・あおぞら園における要因
慢性的な人材不足と形骸的業務による職員の精神的・時間的余裕の欠如
職員間の健全な意思疎通環境の不足

 総合的な再発防止策
・職員体制の充実と人材育成・指導の強化
法人内異動と新規採用により、あおぞら園職員体制を充実
スタッフ会議(月1回以上)を新設し、現場課題の早期発見と改善を推進
複数名の管理職体制により、相談・報告できる環境を整備
外部専門家による個別コンサルテーションで支援方法を教育
職員一人ひとりのキャリアに応じた支援力の向上

・職場環境の改善
形骸的業務の廃止と業務効率化・平準化により、職員の心身の余裕を創出
休憩時間の見える化と休憩室の環境整備
記録システム一本化等による効率化によりヒューマンエラーを削減

・個人情報保護体制の強化
個人情報保護規程の改定と年6ヶ月ごとのセキュリティ研修を実施
入職時および年1回以上の漏えい防止研修を実施
郵送物へのダブルチェック体制の導入

・組織対応の徹底
管理職複数名体制による現場管理の継続
ヒヤリハット情報の共有とリスク管理意識の統一

 同市では9月4日付で、指定管理者に対し、法人全体の組織風土の抜本的な改革をはじめ、職員の体制確保・育成と業務内容の見直し、相談体制の整備、個人情報保護の徹底等の再発防止に取り組むよう、業務改善指示を行っている。

《ScanNetSecurity》

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