兵庫県たつの市は3月31日、コンピュータウイルスEmotetへの感染を狙うメールへの注意喚起を発表した。
マルウェアEmotetは、実際にやり取りされたメールのタイトルや本文、差出人の名称、メールアドレスなどを悪用し、あたかも本物の連絡メールを装うなど巧妙な手口で、添付ファイルを実行させたり、メール本文に記載のURLへアクセスさせたりして、攻撃先のコンピュータを感染させようとしている。
同市では、同市内でも実在する企業や市の組織、団体、個人などを騙ったEmotetへの感染を狙った攻撃メールを確認しており、たつの市の課名などを差出人に騙ったメールも確認されているという。
同市では、一般的なウィルス対策として下記を紹介している。
・身に覚えのないメールの添付ファイルを開かない
・身に覚えのないメール本文に記載のURLへアクセスしない
・OSやアプリケーション、ウイルス対策ソフトを常に最新の状態に保つ
・信頼できないメールに添付されたWord文書やExcelファイルを開いた時に、マクロやセキュリティに関する警告が表示された場合に「マクロを有効にする」や「コンテンツの有効化」というボタンをクリックしない
・メールや文書ファイルの閲覧中、身に覚えのない警告ウインドウが表示された際、その警告の意味が分からない場合は、操作を中断する
・疑わしい添付ファイルを開いてしまった場合など、ウイルス感染が疑われる場合は、すぐにシステム管理部門等へ連絡する