株式会社イセトーは3月19日、4月1日付での役員体制の内定について発表した。
同社では2024年5月26日に悪意のある攻撃者から不正アクセスがあり、同社の情報処理センター及び全国営業拠点の端末やサーバがランサムウェアによって暗号化された事を確認しており、6月18日には攻撃者グループのリークサイトに窃取された情報を公開するためのダウンロード用URLが掲載され、一部の取引先の顧客に関する個人情報が含まれている事が判明していた。
同社は3月12日の臨時株主総会で、下記の通り4月1日付での役員体制を内定している。代表取締役は4月1日の同社取締役会を経て就任予定となる。
代表取締役社長:小谷紘平氏(昇任)
取締役:中谷賢英氏
取締役:和田英久氏(新任)
監査役:中村雄次郎氏
同社ではガバナンスの再構築による事業再生を図るために、新経営体制へ移行することとなる。同社はガバナンスの再構築を通じて透明性と信頼性を高め、組織の基盤をより強固なものとし、経営陣の意思決定や伝達の強化を通じて、柔軟かつ迅速に対応できる体制を整えるとのこと。
同社は「2024年5月の不正アクセスによる顧客情報漏洩により、お取引先様をはじめご本人様に多大なるご迷惑とご心配をおかけすることになりましたこと改めて深くお詫び申し上げます。」と謝罪している。