独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月7日、RemoteViewのAgent(Windows版)における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の安里悠矢氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
RemoteView Agent(Windows版)v8.1.5.2より前のバージョン
RSUPPORT株式会社のローカルPCからリモートPCの遠隔操作を提供する製品 RemoteView は、リモートPC上にRemoteView Agentをインストールし、ローカルPCからクラウドサービス経由でリモートPCを操作するが、RemoteView Agentのインストールに関連して下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・サービスのアクセス権が不適切(CVE-2025-22447)
→リモートPC上で、管理者権限を持たないユーザーがLocalSystem権限で任意のコマンドを実行する
・フォルダのアクセス権が不適切(CVE-2025-24864)
→リモートPC上で、管理者権限を持たないユーザーがLocalSystem権限で任意のコマンドを実行する
本脆弱性は2月13日にリリースされた「RemoteView Agent(Windows版)v8.1.5.2」で修正されており、「自動アップデート」機能で修正済みバージョンにアップデートされる。