株式会社デージーネットは1月22日、メールサーバの安全性について課題の傾向・考察をまとめた統計レポートを発表した。
同レポートは2024年1月から2024年12月に、同社が提供するメールサーバセキュリティ診断サービス「MSchecker」で実施したセキュリティ診断344件の集計結果をまとめたもの。
調査結果によると、60%のメールサーバがDMARCを実装しており、2023年から24%増加していた。また、「安全(SPF/DKIM両方の実装と認証の合格)」の割合が2023年と比較し4%増加し、62%となった。SPF/DKIM両方の実装が無いケースの割合は203年から1%減少し6%であった。
MScheckerでセキュリティ診断を受けたドメインのうち、「危険」と判定されていたメールサーバは、2023年の1%から0%に減少した他、「メールシステム要改善」が9%減少し、「DNS等要改善」が6%増加していることから、メールセキュリティ対策の実装は進むも、DNSSEC等の周辺対策がまだ行われていないことが判明した。