独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月16日、シャープ製ルータ製品における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ラックの今井志有人氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
・CVE-2024-45721、CVE-2024-46873、CVE-2024-47864、CVE-2024-52321
株式会社NTTドコモ向け
home 5G HR02 バージョンS5.82.00およびそれ以前
Wi-Fi STATION SH-52B バージョンS3.87.11およびそれ以前
Wi-Fi STATION SH-54C バージョンS6.60.00およびそれ以前
・CVE-2024-46873、CVE-2024-52321
株式会社NTTドコモ向け
Wi-Fi STATION SH-05L バージョン01.00.C0およびそれ以前
ソフトバンク株式会社向け
PocketWifi 809SH バージョン01.00.B9およびそれ以前
KDDI株式会社向け
Speed Wi-Fi NEXT W07 バージョン02.00.48およびそれ以前
・CVE-2024-54082
株式会社NTTドコモ向け
home 5G HR02 バージョンS5.82.00およびそれ以前
Wi-Fi STATION SH-54C バージョンS6.60.00およびそれ以前
シャープ株式会社が提供する複数のルータ製品には、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・ホスト名設定画面におけるOSコマンドインジェクション(CVE-2024-45721)
→root権限で任意のOSコマンドを実行される
・非公開のデバッグ機能が有効となっている問題(CVE-2024-46873)
→root権限で任意のOSコマンドを実行される
・非公開のデバッグ機能におけるバッファオーバーフロー(CVE-2024-47864)
→ Web管理画面へのアクセスができなくなる
・設定バックアップ機能における認証不備(CVE-2024-52321)
→機微な情報を含むバックアップファイルを取得される
・設定リストア機能におけるOSコマンドインジェクション(CVE-2024-54082)
→root権限で任意のOSコマンドを実行される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。