GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は11月5日、同社の脆弱性調査・研究チーム「GMOイエラエ」がドローンのサイバーセキュリティコンテスト「Hack the DRONE 2024 決勝」で世界1位を獲得したと発表した。同日台湾台北で開催された「HITCON Cyber Range」でも世界3位を獲得している。
「Hack the DRONE 2024決勝」は、ドローンのセキュリティの研究・開発・支援を行うKorea Drone Security Association(韓国ドローンセキュリティ協会)が主催するハッキングコンテストで、ドローンの制御ソフトに仕込まれたバックドアを利用する問題や、ドローンに関係するWi-Fi通信を傍受して解析する問題など、実践的なドローンハッキングの手法に基づいた問題が出題された。決勝戦にはオンライン予選を勝ち抜いた上位8チームが参加し、GMOイエラエは2,387ポイントを獲得して1位となった。
同社サイバーセキュリティ事業本部 執行役員の小池悠生氏は「ドローンの遠隔操作など会場のステージ上で実演する問題が多く、成功するまで問題が解けているか判明しないためドキドキしました。決勝戦では競技時間は5時間と短く、少しのタイムロスも許されない厳しい戦いだったと思います。」と感想を述べている。
また、「Hack the DRONE 2024 決勝」と同日、台湾台北で行われたサイバーセキュリティカンファレンス「HITCON CMT 2024」の中で開催された、ブルーチームの技術力向上を目的としたサイバーセキュリティコンテスト「HITCON CYBER RANGE 決勝戦」では、ログ分析やサイバー攻撃の調査、パッチの適応や防衛強化などサイバーセキュリティインシデント対応における実践的なスキルが試され、決勝戦には21チームが参加、GMOイエラエは1,325ポイントを獲得し初出場ながら世界3位となった。