マイクロソフトは8月13日、Windows TCP/IP のリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2024-38063)について発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Windows 11, version 24H2
同脆弱性は、認証されていない攻撃者が特別に細工したパケットを含むIPv6パケットをWindowsマシンに繰り返し送信することで、リモートでコードを実行される可能性がある。同脆弱性は、攻撃条件の複雑さが低く、必要な特権レベルもなく、ユーザー関与レベルもなしとなっており、最大深刻度は緊急となっている。
なお、Windows 11, version 24H2は、まだ一般には提供されていないが、現在一般公開されている新しいCopilot+デバイスにインストールされている。
同脆弱性は、2024年8月のセキュリティ更新プログラムで修正されているが、自動更新プログラムを受信していない場合は更新プログラムをインストールする必要がある。
マイクロソフトでは緩和策として、ターゲットマシンで IPv6 が無効になっている場合は、システムが影響を受けない旨をアナウンスしている。