株式会社セキュアヴェイルは7月18日、近年被害が増大するランサムウェア攻撃への対策として、ファイアウォールの設定の有効性を第三者目線で診断するサービスを開始すると発表した。
同社の過去の調査では、企業のファイアウォールの2台に1台はルールが適切に設定されていない、ログが収集されていない等、セキュリティ上望ましくない状態で運用されていたことが明らかになっている。
同社が提供する「NetStare」は、SOC(Security Operation Center)とNOC(Network Operation Center)双方を提供する統合セキュリティ運用サービス。クライアント企業のネットワーク機器を常時1.1万台以上監視し、1日25億件のログを収集し、機器故障、通信障害、サイバー攻撃などを24時間365日体制で発見する。
同社が新たに提供を開始するファイアウォール設定診断サービスは、NetStareを20年以上提供し続ける同社の運用経験や知見を活用してファイアウォールの活用度合いやルールの不備をチェックする。「ファイアウォール ルールの有効性」や「ファイアウォール ルールの妥当性」、「活用しきれていないセキュリティ機能の有無」などを客観的に評価した診断レポートを提供する。
同サービスは、他社で購入・設置したファイアウォール、他社の運用サービスを契約中でも診断を受けることが可能で、第三者目線の客観的な評価としても有効となる。