税理士法人高野総合会計事務所、高野総合コンサルティング株式会社、監査法人TSKは6月10日、ランサムウェア被害の発生について発表した。
これは高野総合会計事務所、高野総合コンサルティング、TSKのデータを管理するサーバにてファイルが暗号化されるランサムウェア被害が発生したというもの。6月4日夜にデータ管理サーバで発生したアラートを契機に調査を行ったところ、6月6日夜にランサムウェアによる被害を確認し、発覚した。
高野総合会計事務所では、被害認知後速やかに当該データサーバの隔離と同事務所グループネットワークのインターネット遮断を実施している。
同事務所グループはパートナーを中心とした対策本部を設置し、外部専門家の助言を受けながら、影響の範囲等の調査と復旧への対応を進めている。
同事務所グループによると、現時点での情報漏えいは確認されていないが、本事案で影響が生じうる取引先関係者には個別に連絡を開始しており、スルガ銀行株式会社も6月26日に、提携先である高野総合会計事務所のランサムウェア被害について公表している。