独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月15日、Android アプリ「ABEMA(アベマ)」におけるアクセス制限不備の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ブロードバンドセキュリティの志賀拓馬氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Android アプリ「ABEMA(アベマ)」10.65.0 より前のバージョン
株式会社AbemaTV が提供する Android アプリ「ABEMA(アベマ)」には、ユーザの端末にインストールされた他のアプリから Intent を介して当該アプリ上で任意のURLへのアクセスが発生するアクセス制限不備の脆弱性が存在し、当該製品上で任意のウェブサイトが表示され、結果としてアプリのユーザがフィッシング等の被害にあう可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なおAbemaTVでは、本脆弱性を修正した Android アプリ「ABEMA(アベマ)」10.65.0 をリリースしている。