デジタルアーツ株式会社は1月31日、「i-FILTER」及び「i-FILTER@Cloud」の機能拡充を行い、同日から提供を開始すると発表した。
同社の「i-FILTER」は、有害情報や業務に関係のないWebサイトの閲覧を防ぐフィルタリングに加え、外部からの攻撃や内部からの情報漏えいも防ぐWebセキュリティ製品。オンプレミス版とクラウド版があり、国内で検索可能なURLを網羅したデータベースをもとに、危険なWebサイトや未知の脅威へのアクセスをブロックし、同社が安全と判定したWebサイトのみアクセスできる「ホワイト運用」を実現する。
同社では今回、「i-FILTER」に下記の6つの機能拡充を行う。「見守りフィルター機能」は「i-FILTER」シリーズGIGAスクール版限定の機能、その他機能はエディション関係なく搭載。
・企業・官公庁・自治体向け
1.「f-FILTER」連係 ファイル判定機能:過去のアップロード履歴から危険度を判定
2.「f-FILTER」連携 上長承認機能:最終的に人の目を介在させてファイルを確認
3.ファイルフィルター機能:管理者が設定した拡張子・サイズのファイルのみアップロード・ダウンロード可
・学校・教育委員会向け
4.スケジュール機能:任意の日付、曜日、時間を入力しフィルタリング設定を簡単に切り替え
5.YouTubeチャンネルID制御機能:視聴可能な動画、視聴制限したい動画をチャンネル単位で設定
6.見守りフィルター機能:フィルタ設定にいじめタイプ、単語テンプレートにいじめテンプレートを追加
同社のDLP・ファイル転送サービス「f-FILTER」との連携では、これまでの「DLP機能」での判定に加え、新たに「ファイル判定機能」による過去のアップロード履歴からの危険度の判定と、最終的な確認で人の目を介在させる「上長承認機能」を実装、より強固な情報漏えい対策を実現している。
「ファイルフィルター機能」はこれまで、ファイルアップロード時に特化した機能だったが、新たにファイルダウンロードも対象とすることで、ユーザーのアプリインストールを制限したい場合に対象となる拡張子を設定することでユーザーの行動をコントロールする等、様々なシーンに合わせた制御が可能になる。
「i-FILTER Ver.10」/「i-FILTER@Cloud」(通常版/GIGAスクール版/有害情報対策版)は、「f-FILTER」連携機能は1ライセンス当たり月額100円、その他の機能は標準搭載となる。