Citrix ADCおよびCitrix Gatewayに情報漏えいの脆弱性、悪用する攻撃を確認 | ScanNetSecurity
2024.04.29(月)

Citrix ADCおよびCitrix Gatewayに情報漏えいの脆弱性、悪用する攻撃を確認

 一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月21日、Citrix ADCおよびCitrix Gatewayの脆弱性について発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月21日、Citrix ADCおよびCitrix Gatewayの脆弱性について発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

- NetScaler ADCおよびNetScaler Gateway 14.1-8.50より前の14.1系のバージョン
- NetScaler ADCおよびNetScaler Gateway 13.1-49.15より前の13.1系のバージョン
- NetScaler ADCおよびNetScaler Gateway 13.0-92.19より前の13系のバージョン
- NetScaler ADC 13.1-FIPS 13.1-37.164より前の13.1-FIPS系のバージョン
- NetScaler ADC 12.1-FIPS 12.1-55.300より前の12.1-FIPS系のバージョン
- NetScaler ADC 12.1-NDcPP 12.1-55.300より前の12.1-NDcPP系のバージョン
※ゲートウェイ(VPN仮想サーバ、ICA Proxy、CVPN、RDP Proxy)かAAA仮想サーバとして設定されている場合

 Citrixでは現地時間2023年10月10日に、Citrix NetScaler ADC(Citrix ADC)およびNetScaler Gateway(Citrix Gateway)における脆弱性(CVE-2023-4966、CVE-2023-4967)について情報を公開している。本脆弱性が悪用されると、認証されていない遠隔の第三者が認証を回避して機密情報を取得するなどの可能性がある。情報漏えいの脆弱性(CVE-2023-4966)について、Citrix では脆弱性を悪用する攻撃を確認している。

 Citrix では本脆弱性を修正したバージョンへのアップグレードを推奨しており、JPCERT/CC でも修正済みバージョンの適用の検討を呼びかけている。

- NetScaler ADCおよびNetScaler Gateway 14.1-8.50あるいはそれ以降
- NetScaler ADCおよびNetScaler Gateway 13.1-49.15あるいはそれ以降
- NetScaler ADCおよびNetScaler Gateway 13.0-92.19あるいはそれ以降の13.0系のバージョン
- NetScaler ADC 13.1-FIPS 13.1-37.164あるいはそれ以降の13.1-FIPS系のバージョン
- NetScaler ADC 12.1-FIPS 12.1-55.300あるいはそれ以降の12.1-FIPS系のバージョン
- NetScaler ADC 12.1-NDcPP 12.1-55.300あるいはそれ以降の12.1-NDcPP系のバージョン

 Cloud Software Group は現地時間10月23日および11月20日に、情報漏えいの脆弱性(CVE-2023-4966)に関するブログを公開している。Cloud Software Group では同脆弱性への対策として、修正バージョンの適用に加え、アクティブセッションの削除を推奨している。

 Mandiant は現地時間10月17日に、情報漏えいの脆弱性(CVE-2023-4966)を悪用する活動に関するブログを公開している。Mandiant では、脆弱性への対策実施前にセッションデータが窃取され、脆弱性対策後でも侵入されるケースを確認しており、対策実施に加えて調査やセッションリセットなどの対処の実施を推奨している。

《ScanNetSecurity》

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