独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月20日、LuxCal Web Calendar における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の東内裕二氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
LuxCal Web Calendar 5.2.4M (MySQL version) より前のバージョン
LuxCal Web Calendar 5.2.4L (SQLite version) より前のバージョン
LuxSoftが提供する LuxCal Web Calendarには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・SQLインジェクション(CVE-2023-46700)
→細工したリクエストにより任意のSQL文が実行され、データベース内の情報を窃取されたり、改ざんされたりする
・クロスサイトスクリプティング(CVE-2023-47175)
→当該製品にアクセスしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。本脆弱性は下記のバージョンで修正されている。
LuxCal Web Calendar 5.2.4M (MySQL version)
LuxCal Web Calendar 5.2.4L (SQLite version)