ベトナムのIT人材を活用してソフトウェア開発支援を行う東証グロース上場企業 株式会社ハイブリッドテクノロジーズは7月6日、システム開発から脆弱性評価、社内体制構築までを一体的に提供するパッケージ型のサイバーセキュリティサービスの本格提供の開始を発表した。
同社では、ベトナムのエンジニアと日本の橋渡し役となるべく、CISA(公認情報システム監査人)、セキュリティプロフェッショナル認証資格CISSP(Certified Information Systems Security Professional)、AWS Certified Security Specialty などの専門資格を有する人材を含めた500人以上のエンジニアを採用するとともに、ベトナムのサイバーセキュリティ当局であるNCSC(National Cyber Security Center)と協力覚書を締結し、サイバーセキュリティに関する採用及び教育の支援、テクノロジープロジェクトのネットワークセキュリティに関するサービスの支援、科学研究プロジェクトの実施協力を行うことが可能となっている。
同社ではこれらの技術力を活用し、システム開発から脆弱性評価、社内体制構築までを一体的に提供するパッケージ型のサイバーセキュリティサービスの実証を完了し、本格提供を開始した。
同サービスでは、マニュアルやチェックリストに沿った対策ではなく、実践を通じて持続的なレジリエンスを向上させる取り組みを目指し、同社のセキュリティ専門チームが実際の攻撃シナリオに沿ったシミュレーションを実施し、顧客が使用するシステム・アプリケーションの欠陥や設定の弱点、古いソフトウェアコンポーネントなどあらゆる脆弱性を明らかにした上で、セキュリティ投資の優先順位付け、効果的なリソース配分について提案しながら強固なセキュリティ対策の実施を支援する。さらに、継続的なセキュリティ監視サービスやインシデント対応計画、社員に対するセキュリティ意識向上トレーニングなどのメニューも提供する。