診断サービスなどを提供する株式会社SHIFT SECURITYは6月1日、同社が創業7周年を迎えたことを発表した。
同社は2016年に東京で設立、同年中に福岡と札幌で拠点を開設、2017年にはベトナムと宮崎、2019年には東京第二拠点を開設、2020年には北米、フロリダ、マレーシアに監視拠点を開設し、7年で世界9か所に拠点を展開している。
設立時3名からスタートした同社のセキュリティエンジニアは、2023年6月には全世界267名(グループ会社の株式会社クラフのエンジニアとの合算数値、日本国内の技術者は258名)に増加、同社のサービスを支えている。267名のうち250名強の技術者が、セキュリティ業界外からの、脆弱性診断業務等の経験がそれまでまったく無かった人材の採用で、理系教育や技術者教育をそれまで受けていなかったエンジニアも少なくない。また診断業界に少なくない下請け孫請けではなく直接雇用であることも特徴。
国際CTFで上位入賞したり、JVNに重要度の高い脆弱性を報告するような技術者は残念ながらほとんど在籍していないものの、診断の網羅性が高く、担当者によるクオリティのアップダウンが無い、属人性が徹底して排除された標準化されたサービスであることや、診断実施前に300~500項目に及ぶ診断検査対象の全項目リストを事前にユーザー企業に提出するなど、従来「セキュリティ企業を信頼してお任せ」する文化があったセキュリティサービスの世界にトランスペアレンシーを持ち込んだ点などが、八重洲 大手町 平河町 他のハイブランド診断企業を使い倒してきた「診断ヘビーユーザー企業」等にも評価され、業績を伸ばした。
同社では2020年にISO 9001を、2021年にはISO/IEC 27001を取得している。
同社では今後も、「笑顔をつくる」という理念の基に、社会と顧客に価値のあるセキュリティサービスを提供するために、より一層前進するとのこと。