FBI は、応募者を東南アジアでの強制労働に誘い込む偽の求人広告に関する警告を発した。それらの中には外国人を奴隷化して暗号資産詐欺に加担させるケースがある。
この警告が発せられる前には、自らの意思に反して強制労働に従事させられる被害者らを収容する複数階の建物がカンボジアその他の国で発見されたことが報告されており、またこの警告の 8 か月前には The Register がこれらの詐欺の撲滅を狙うカンボジア当局の強制捜査について報じていた。
FBI の勧告からは、こうした詐欺が現在も続いていることが読み取れる。
FBI によると、「犯人らは渡航費や宿泊費・食費の名目で被害者に借金を負わせ、さらにかさんでいく借金と現地警察に対する恐怖心につけ込んで被害者を支配する。人身売買の対象となった被害者は施設間で売買・移送されることもあり、借金がさらに増える」のだという。