独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月15日、WordPress 用プラグイン MW WP Form および Snow Monkey Forms における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の塚本泰三 氏と大田就也氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
・CVE-2023-28408、CVE-2023-28409
MW WP Form v4.4.2 およびそれ以前のバージョン
・CVE-2023-28413
Snow Monkey Forms v5.0.6 およびそれ以前のバージョン
株式会社モンキーレンチが提供する WordPress 用プラグイン MW WP Form および Snow Monkey Forms には、遠隔の第三者によって下記のような影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・ディレクトリトラバーサル(CVE-2023-28408)
→Web サイト改ざん、サービス運用妨害(DoS)攻撃を行われ、設定によっては機微な情報を窃取される(CVE-2023-28408)
・アップロードするファイルの検証が不十分(CVE-2023-28409)
→意図しないファイルのアップロード(CVE-2023-28409)
・ディレクトリトラバーサル(CVE-2023-28413)
→機微な情報の窃取、Web サイト改ざん、サービス運用妨害(DoS)攻撃を行われる(CVE-2023-28413)
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。