富山県は3月16日、令和4(2022)年度行政監査結果について発表した。
同県では、令和4年度の行政監査のテーマを「個人情報等の適正管理について」とし、その選定理由として、個人情報の漏えい等の事案が複数発生していることを踏まえ、富山県が保有する個人情報の取得、管理、利用、提供が同県の個人情報保護条例等に基づき適正に行われているか検証し、今後の行政事務の改善に資することを挙げている。
監査は2022年10月から2023年3月まで実施し、対象機関は全機関、主な着眼点は下記の通り。
1.個人情報の取得・管理は適切に行われているか
2.個人情報の利用・提供は適切に行われているか
3.個人情報の安全確保策、事故発生時策はどうか
4.特定個人情報(マイナンバーを含む個人情報)や個人情報(電子)のセキュリティ対策は適切に行われているか
同県によると今回の監査では、個人情報等の適正管理について多くの機関で適正に処理されていたが、個人情報の取扱担当者を限定しているが電子データのパスワード付与を行わないまま管理していた事務が見られるなど、一部に不備もあったとのこと。