独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月25日、SHIRASAGI における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ブロードバンドセキュリティの志賀拓馬氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
・CVE-2022-43479
SHIRASAGI v1.14.4 から v1.15.0
・CVE-2022-43499
SHIRASAGI v1.16.2 より前のバージョン
SHIRASAGI Project が提供する SHIRASAGI には、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・オープンリダイレクト(CVE-2022-43479)
→当該製品ユーザが任意のWebサイトにリダイレクトされ、結果としてフィッシングなどの被害にあう
・格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2022-43499)
→当該製品に管理者権限でログインしているユーザのWebブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。