情報セキュリティ業界は、未だにほぼ男子クラブのままである。多様性が増していることを示す兆候もあるが、女性人材の引き入れは氷河のように遅々として進まない状況が続いている。
ITセキュリティ専門家の訓練・認定組織(ISC)²(アイエスシー スクエア:International Information System Security Certification Consortium)によると、世界のサイバーセキュリティ関連労働力に占める女性の割合は約 25 %である( PDF )。
確かに、この 2021 年の数字は、女性が 11 %しかいないことを示した 2017 年の調査結果からは増加している。しかし、国家や犯罪組織からの脅威が高まる中で約 300 万人の人手不足に直面している業界において、女性比率が労働力のわずか 25 %というのは、まだかなり悲惨な数字である。