デジタル庁は9月13日、河野太郎大臣の記者会見映像を公開した。
大臣は9月5日週に発生したe-Govの障害について、6日の閲覧障害はDDoS攻撃であった可能性が高いとする一方、翌7日のログイン障害はシステム内部の技術的な問題に起因しているものであるとし、外部からの攻撃によるものではなかったという判断に至ったと説明した。同庁では、DDoS攻撃を受け、監視体制を強化し、セキュリティの再点検を行っているという。
また記者から、DDoS攻撃から発信源を推定できるのか、攻撃の状況は分析できているのかとの質問に対し、大臣は「これはもう、防衛大臣当時からも経験していますが、相手の攻撃の詳細などについてどこまでこっちがわかってるのか、あるいはどういう対応をしているのかという手の内を明かせることは相手を有利にするだけですので基本的にネットでもそういうことはしないようにしていきたいと思います。」と語り、推定できるかどうかも含めて回答は難しいかとさらに問う記者に「もちろんです」と明快に即答した。