国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は11月9日、実践的サイバー防御演習CYDERの「オンラインAコース」を同日から提供開始した。 NICTではこれまで、NICTが有する大規模サーバー群「StarBED」上に大規模組織のネットワークを模した環境を構築し、その上でサイバー攻撃を擬似的に発生させ、一連のインシデント対応を最大4人のグループでロールプレイ形式で体験できるCYDERの集合演習を提供してきたが、本コースの提供で、時間的・地理的要因等で既存の演習への参加が困難であったユーザーも、サイバーインシデント対応を自宅や職場から体験が可能となる。 「オンラインAコース」では、「集合演習Aコース」のシナリオを個人学習向けに最適化、またグループメンバーと協調しながら課題に取り組む集合演習と両方受講することで、一層理解が深まるように設計されている。また本コースは、「受講者の都合や学習ペースに合わせて受講が可能」「Webブラウザのみで演習が完結」「仮想演習端末にアクセスして実機演習を実施」の3つの特徴を持つ。 CYDER「オンラインAコース」は、2021年11月9日から2022年3月初旬まで受講可能で、受講時間は事前学習1時間程度と 演習1日間を想定、受講費用は国の機関、地方公共団体等に所属している者は無料で、それ以外は77,000円。
「当たり前」を疑ってみる/米 サイバー技術輸出規制強化/MS IBM Googleに偽するカメレオン ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2021.11.5 Fri 8:15