ガートナージャパン株式会社は11月1日、新しい最高情報セキュリティ責任者(CISO)が成功するためのロードマップを発表した。 新任のCISOは自らの価値を素早く証明し、成功を収めるためには、テクノロジストではなく、リーダー、マネージャー、コミュニケーターであるべきとし、早期の成功は「信頼とリーダーシップというパーソナル・ブランドの構築」「ディフェンシブル(重要なステークホルダーに対して正当化できる)なセキュリティ・プログラムの基盤の構築」にかかっているとしている。 ロードマップでは、CISO就任後の100日間を次の5つのフェーズに分け、各フェーズで目指すべき重要な成果やアクション、検討すべきアイデアを示している。1.CISO就任後の100日間:準備(就任前)意思決定ではなく傾聴と学習に焦点を絞る2.CISO就任後の100日間:評価(1~4週目)セキュリティ機能の現在の成熟度とパフォーマンスを把握する3.CISO就任後の100日間:計画(3~6週目)学んだ内容を生かしアクションの青写真を作成する4.CISO就任後の100日間:行動(5~12週目)自らの信頼を構築し企業内におけるセキュリティの地位を向上させる、具体的な成果に注力する5.CISO就任後の100日間:測定(11~14週目)自らの影響力を示す証拠の提供に着手する