LSIやプリント基板の設計製造等を行う株式会社アクセルは、同社が提供する、PCアプリケーション保護や、2要素認証、SSH秘密鍵保護を行う製品の、機能や活用例を紹介するオンラインセミナーを11月16日開催する。 同セミナーは「SHALOセキュリティソリューション オンラインセミナー」と題され、11月16日 (火) 15時~16時、オンラインで開催される。受講は無料となっている。 セミナーで製品の機能や活用事例をくわしく解説するのは、同社が自社開発し、2020年から提供を開始した「SHALO LICENSING(シャロ ライセンシング)」「SHALO AUTH(シャロ オース)」の2製品。 「SHALO LICENSING」は、PCアプリケーションのライセンス保護を行い、「SHALO AUTH」は、ログイン認証時の秘密鍵を管理しSSHやVPNに安全に接続するソリューション。 「SHALO LICENSING」は単に自社アプリケーションのライセンス管理にとどまらず、リバースエンジニアリングのリスクを減らしたり、開発委託先に安全に内製の自社ツールを貸与したりといった利用のほか、自社アプリの簡易なサブスクリプション提供を実現するなどさまざまな用途があり、セミナーで解説される予定。 「SHALO AUTH」は、USBキーの中に秘密鍵を格納することで流出を防ぐもので、PKCS #11、FIDO U2Fに対応する他、RSA暗号だけでなく楕円曲線DSAにも対応している。 ライセンス管理も秘密鍵管理も、いずれも目覚ましく新しい領域とはいえないが、注目すべきはアクセル社が両製品を開発したきっかけである。なかなか見どころがあるのだ。 数年前まで同社は「SHALO」のようなライセンス管理製品を、ユーザー企業の一社として「使う立場」に過ぎなかった。しかし、OSのバージョンアップを行うと不具合が出たり、サポート対応の遅さなど製品とサービスへの不満が重なったため、「いっそ自分たちで作ってしまおう」と計画が持ち上がり、「SHALO LICENSING」「SHALO AUTH」の開発がはじまった。製品提供開始は2020年9月。 使い勝手が悪い製品にフラストレーションを持つ企業は数あれど、自分で作ることでそれを解決する正統派のテクノロジー企業ぶりには目が覚める思いである。それもそのはず、アクセル社は、パチンコなどの遊技機器の液晶表示制御用LSIに使われる、画像圧縮及び描画を行うアルゴリズム開発力において一頭地を抜く技術力を持ち、2000年以降飛躍的成長を遂げた会社である。近年は組み込み領域を含むAIやブロックチェーン、セキュリティなどの領域へ事業を拡大している。 もしあなたの会社が、ライセンス管理や秘密鍵管理などの製品を現在使っており、アクセル社同様にOSバージョンアップに伴う不具合や、サポートへの不満などが多少なりともあるなら、まさにドンピシャのセミナーである。●開催概要 タイトル: SHALO セキュリティソリューション オンラインセミナー 日 時:2021年11月16日(火)15時~16時プログラム: 1.SHALO LICENSING(30分) 2.SHALO AUTH(30分)講演: 株式会社アクセル 新規事業推進担当 マネージャー 久世 雄斗 氏 株式会社アクセル 新規事業推進担当 マネージャー 品部 仁志 氏セミナーアウトライン: 顧客や協力会社にソフトウェア製品や開発環境を提供する際、故意でなくても、ソフトウェアそのものや共有サーバーのアクセス情報が流出してしまう危険はあります。アクセルでは、こういった問題を解決するため、暗号化アルゴリズムとハードウェアキー(USBドングル)を組み合わせたセキュリティソリューション「SHALO」シリーズを開発・販売しています。当セミナーでは、その仕様や活用方法をご紹介致します。セミナー申込:https://client.eventhub.jp/ticket/zkcuqzUr4