創刊記念として11月18日(木)、Scan PREMIUM会員限定で「公開インタビュー」という形式の、一風趣向を変えたオンラインイベントを開催します。
公開インタビューに快諾いただいたのは、本年7月から本誌に人気連載「朝日新聞で書ききれなかった『あの話』」を寄稿する、朝日新聞の、本誌命名“ハッカージャーナリスト”こと、須藤龍也氏です。
ScanNetSecurity読者が周知の通り、須藤記者は「日本年金機構サイバー攻撃事件」「パソコン遠隔操作事件」「仮想通貨巨額流出事件」など数々の主要事件の報道を行いました。同記者がいなければ、日本人のサイバー事件に対する認識や視点は、少なからず異なっていたかもしれません。
一方で須藤氏が、最初は技術者として朝日新聞社に入社しシステム開発等に携わった後に、1999年に記者職へ異動したことや、須藤氏が現れるまで朝日新聞社にサイバー事件担当が存在せず、史上初のサイバー担当記者となった等の、ハッカージャーナリストになる「以前の」過程は全く知られていません。
「セキュリティ」を「セキュリティー」、「iPhone」を「アイフォーン」と確固として表記する全国紙の世界で、どのようにサイバー領域の重要性を組織内に共感させ、サイバー担当記者の必要性を周知させ、そして制度化へと導いて行ったのか、須藤氏が経たであろう、先達としての、決して平坦ではなかったに違いない「エピソードゼロ」のプロセスを知ることは、日々業務や啓発に立ち向かうセキュリティ担当者や情報システム部門、あるいはDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する現業部門のマネージャー層にも大いに参考になると期待しています。
通常の取材は密室でプライバシーを確保して行われますが、本公開インタビューはScan PREMIUM会員限定でZoomカンファレンスとして参加者に公開され「会員限定の衆人環視」のもと実施されます。
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たとえ同じコトバでも、それがどのような語調で話されたのか、文章となって配信される記事では決して知ることのできない、コトバが生まれる瞬間、判断が下される瞬間に立ち会う、サイバーセキュリティに関して課題や葛藤を日頃抱えるすべての人にとって、貴重かつスリリングな体験となることを確信しています。
須藤記者のインタビューの聞き手は、須藤記者が「もっとも尊敬する」ライターの一人、高橋睦美氏。高橋氏は一貫してセキュリティジャンルでの取材執筆活動を続け、セキュリティ領域で深く信頼される書き手として活躍を続けています。今回の公開インタビューで、2020年代のセキュリティジャーナリズムシーンを代表する二人の書き手が相まみえます。
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●ScanNetSecurity創刊23周年記念公開インタビュー「ハッカージャーナリスト誕生譚」
※イベントは諸事情や回避できない理由等で内容が変更されることがあります
開催:2021年11月18日(木) 15時から90分程度(詳細は後日告知します)
形式:Zoomオンラインカンファレンス
参加資格:開催時点でScan PREMIUM会員であること
インタビューイー:朝日新聞 須藤 龍也 氏
インタビュアー:高橋 睦美 氏
主催:株式会社イード ScanNetSecurity
参加申込:下記フォームからお申し込み下さい。後日ZoomのURLをお送りします。
https://www.iid.co.jp/contact/media_contact.html?recipient=scan
※フォームの「メールアドレス」欄には必ずScan PREMIUM登録メールアドレスを記載下さい。Scan PREMIUM 会員でない場合、ZoomのURLはご連絡されません。
※フォームの「お問い合わせ内容の詳細」欄には必ず「創刊23周年記念公開インタビュー参加希望」と記載下さい。須藤記者に聞いてみたい質問があれば是非付記してください
現在11月30日(火)迄の期間限定で、創刊23周年を記念し「Scan PREMIUM」を通常価格の半額で提供中です。