株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は8月19日、ISC BIND 9の脆弱性(DNSサービスの停止)について公開した。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)も同日、「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表している。影響を受けるシステムは以下の通り。BIND 9.16.19BIND 9.17.16BIND 9 Supported Preview Edition 9.16.19-S1 これは開発元のISC(Internet Systems Consortium)からの発表を受けたもので、BIND 9には実装上の不具合により、namedに対する外部からのサービス不能(DoS)攻撃が可能となる脆弱性が存在し、提供者が意図しないDNSサービスの停止が発生する可能性がある。 ISCでは、本脆弱性の深刻度(Severity)を「高(High)」と評価しており、JPRSは本脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.16.20)への更新、あるいは各ディストリビューションベンダーからリリースされる更新の適用を呼びかけている。