予算重点化方針は、サイバーセキュリティ関連予算に関する令和4年度の概算要求に向けた重点化の考え方を示すもの。政府では、次期サイバーセキュリティ戦略について、あらゆる主体にとってサイバーセキュリティの確保は自らの問題になるとして「Cybersecurity for All~誰も取り残さないサイバーセキュリティ~」を掲げている。
重点を図るべき分野としては、「経済社会の活力の向上及び持続的発展~DX with Cybersecurityの推進~」「国民が安全で安心して暮らせるデジタル社会の実現」「国際社会の平和・安定及び我が国の安全保障への寄与」「横断的施策(人材育成等)」の4つを挙げている。
「経済社会の活力の向上及び持続的発展~DX with Cybersecurityの推進~」では、経営層の意識改革、地域・中小企業におけるDX with Cybersecurityの推進、新たな価値創出を支えるサプライチェーン等の信頼性確保に向けた基盤づくり、誰も取り残さないデジタル/セキュリティ・リテラシーの向上と定着を挙げている。