台湾QNAP社、自社製NASをターゲットとしたランサムウェアに注意喚起 | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

台湾QNAP社、自社製NASをターゲットとしたランサムウェアに注意喚起

台湾のQNAP Systems, Inc.は4月22日、2種類のランサムウェア(QlockerとeCh0raix)がQNAP NASをターゲットにユーザーのデータを身代金として暗号化しているとの声明を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
台湾のQNAP Systems, Inc.は4月22日、2種類のランサムウェア(QlockerとeCh0raix)がQNAP NASをターゲットにユーザーのデータを身代金として暗号化しているとの声明を発表した。

同社では、すべてのユーザーに最新バージョンのMalware Removerをインストールし、QNAP NASでのMalwareスキャン実行を強く推奨するとともに、ランサムウェア攻撃からQNAP NASを保護するために、Multimedia Console、Media Streaming Add-on、およびHBS(Hybrid Backup Sync)アプリを最新バージョンに更新するよう呼びかけている。

同社ではランサムウェア攻撃に対処するために、QTSやQuTShero用のMalware Removerの最新版をリリース、ユーザーデータが暗号化された、あるいは暗号化が進行している場合は、NASをシャットダウンせずに、最新のMalware Removerでマルウェアスキャンを実行するとともに、QNAPテクニカルサポートに連絡するよう呼びかけている。

また同社では感染していないユーザーに対し、予防措置として最新のMalware Removerをインストールしマルウェアスキャンを実行するとともに、パスワードをより強力なものに変更し、Multimedia Console、Media Streaming Add-on、およびHBS(Hybrid Backup Sync)を最新バージョンに更新し、さらにNASの操作用画面で使用するネットワークポートをデフォルトの8080から変更することをお勧めしている。

同社では現在、感染したデバイスからマルウェアを削除するソリューションの開発に緊急に取り組んでいる。
《ScanNetSecurity》

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